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寺院

社寺を彩る彫刻についての検討事項

社寺建築では、古くからいろいろな部分が絵様(えよう)≒彫刻によって飾られてきた。懸魚、蟇股、木鼻・拳鼻、手挟み、実肘木、虹梁、などなど・・・・これらは、時代ごとに異なる形をしているため、絵様を見ると建てられた時代が、おおまかに推測できたりする。上にあげた部材は、絵様の出現が古い順番に並べている。懸魚や蟇股や虹梁は奈良時代の建築にはすでにみられる、古い部材である。しかし、積極的に彫刻がされるようになるのは、蟇股は平安時代、実肘木・虹梁は桃山時代以降と思われる。鎌倉時代に、大仏様と禅宗様が伝えられ、木鼻が使われはじめる。大仏様では、繰型だけのシンプルなものであったが、禅宗様では当初から渦を彫った装飾的なものであった。鎌倉時代末期に手挟みが使われ出し、桃山にもなると前述のように実肘木や虹梁にも彫刻をするようになる。
奈良県

花に彩られる大和国長谷寺における朝勤行

個人的な恒例行事となりつつある春と夏または秋の一年に2回の長谷寺参詣。参拝から半年ほどが経過すると、また行きたいという気持ちが沸々と湧いてきて、そして実行に移す。その繰り返し。なぜ、こんなにも惹きつけられるのか、考えてみた。
奈良県

東大寺 大湯屋と二月堂参道 −伝統と知新−

東大寺といえば、大仏様が祀られる大仏殿、金剛力士像が構える南大門、この2棟が圧倒的に有名だが、他にも魅力的な建物が数多く残る。今回は大湯屋を取り上げる。
寺院

社寺建築をつくることの昔と今 変わるものと変わらないもの

仏教においては、鎌倉時代までは、新しい宗旨が伝わったり興されたり、思想史的にみてダイナミックな時代だったのではないかと思う。それまで伝統的だった教えと、新たに大陸から輸入された教えで議論が行われながらそれぞれが強化されて、新たな宗旨が定着するとともに古い宗旨も残る。そういった行いそれ自体が切実な意味を持っていたのではないか。