緊張感のある折衷様の中世仏堂 長保寺本堂

和歌山県

長保寺本堂(国宝)

種別 仏堂
所在地 和歌山県海南市下津町上689
構造形式 桁行5間、梁間5間、入母屋造、向拝1間、本瓦葺
建立年代 延慶4年(1311)

長保寺の創建は、寺伝によれば平安時代中期の長保2年(1000)。年号をとって「長保寺」とされた。

中世本堂の事例として非常に貴重であり国宝に指定されている。装飾はごく控えめではあるものの、軒反りが大変強く、張り詰めた雰囲気を持つ。向拝柱の礎盤、肘木の笹繰、桟唐戸などの禅宗様の特徴をもつ。細部が破綻なくまとまっていて美しい建築である。
鬼瓦が、ゴリラのような顔をしていて愛らしい。これは、奈良県東大寺近くの瓦道という瓦屋さんが製作されたものだそう。

本堂外観
力強い軒の反り。瓦のディテールも美しい。
妻壁の意匠
向拝の意匠

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